女性に振られた話④

恋愛系の話

前回の続きです。

男はこちらを見て言った。

「こんちわす。坂上(若い頃の坂上憲二に似ている気がするのでこう呼ぶ)です。」※後日補記:坂口憲二の間違い。

坂上は笑顔だった。

「こんにちは。佐崎と言います。田中さんと柔道教室で一緒で・・・」

俺は、なんだか言い訳しているような心持ちになって、冷や汗が出ている気がした。

「佐崎さんのことは田中が時々話してます。いつも田中がメシ奢ってもらってるって。」

坂上はまだ笑顔だった。焦っている自分と対照的に余裕に見えた。単純に、強そうだった。俺は強い男は動物的勘で認識できる。みんなそうか。。。

とにかく、その場で少し自己紹介みたいな流れになった。坂上は、自分が田中の彼氏であるとは言わなかった。言わなくても分かると思っているのか、敢えて言うことでもないという考えなのかは分からなかった。でも、そこに好感を持った。

彼女のことを下の名前て呼ばずに、田中と言うところも、俺という弱そうなおっさんに、きちんと礼を持って話してくれていることが、言葉遣いからも伝わってきた。

いや、そんな表面的なものから来る好感ではないのかもしれない。終始笑顔で楽しそうにしている感じや、ワイルドで強そうにも関わらず温和な感じが伝わってくる彼の雰囲気が好感を俺に与えているのかもしれなかった。

きっとガチガチに表情を強張らせ、陰茎を縮こまらせている俺とは対照的に、坂上はリラックスした様子だった。自分で言うのは情けないが、男として俺とは違う感じだった。古いドラクエで例えれば、彼は戦士で俺は遊び人とか踊り子だった。

何をその場で話したか、緊張もしていたし、よく覚えていないが、彼がこう言ったのは覚えている。

「今日も昼飯行きますか?俺も一緒にいいですか?2人でいつも昼飯食べてるて聞いて。田中から聞いているかもしれないんですけど、俺がやきもち焼きなんですよ 笑」

ちょっと言葉は違うかもしれないが、そういう内容のことを言った。俺はもう、すぐ、もちろんと即答し、3人でメシに行くことになった。そもそも、俺が許可する話ではなかった。でも、またそういう言い方で俺に聞いてくれた坂上に、俺はまた好感を持った。

いつもの近くのファミレスで食事している時は、なんとか笑顔を保とうと必死だった。自分の目の前に並ぶ美男美女が楽しそうにするのを眺めた。彼女は俺には見せない表情を坂上に見せていた。当然か。

別に嫉妬とか、そういう感情は湧かなかった。ただ、なぜか自分が情けなく、ピエロに思えた。

彼女はきっと俺のことを坂上に話しているに違いない。彼女のことだから、俺を馬鹿にするようなことは言わなくても。もしかすると、俺のオナニーブログのことも共有し、彼女が危ないと感じた坂上が出てきたのかもしれないと思った。

別に坂上が怖いと思ったわけではなかった。何度も書いたとおり、むしろ坂上に好感を持った。俺は屈強な男に好感を持つことが多い。

せめて、自分がさらに惨めになる前に、彼女や坂上に皆まで言わせる前に、自分からこう言った。なるべく自然に笑顔で。

「坂上さん、田中さん、安心してください。もう2人でメシに行こうとか田中さんを誘わないから。」

目の前の2人は何も言わなかった。そして何となく気まずそうに、別の話題にうつった。俺がそう言った時、彼女の表情が一瞬動いたように見えたのも、俺の勝手な妄想だろう。

俺は未練たらしく、彼女がこのブログを見ているかもしれないと思って、これを書いているわけではない。むしろ、踏ん切りをつけるために、この話も、お気に入りのav女優についても、オナニーしまくった話も書いた。

柔道教室の練習もしばらく行っていない。だから彼女とも会っていない。

オナ禁を破り、オナニーしまくってしまったのは前に書いたとおりです。

振られた話というタイトルだが、本当は振られる舞台にさえ立てなかった話である。

コメント