残業をしない男になる 管理職の最大の仕事は仕事を減らすこと

俺は残業をやめる。言うは易し行うは難しであるが、可能な限りやめる。平日は残業などしていたら自由な時間が皆目なくなる。

みんなあっというまに歳をとって死ぬ。残業なんてしているヒマはない。

平日は夜だけが、やりたいことをやれる時間だ。生きたい生き方に近づくための時間だ。

仕事がそのまま自分の生きがいとか、やりたいことである人は幸せだ。そういう人は残業という考えすらないだろう。俺もそういう状態を目指したい。

だが、今は実際問題として、やりたくない仕事に一日中拘束されている。

俺にとって、残業をしないための一番の障壁は心理的なストレスだ。自分と同じチームの同僚や上司が遅くまで働いている中、自分1人が早く帰ることへの罪悪感、心理的ストレスだ。

売られている本には、早く帰るために自分の仕事を効率良く終わらせる方法ばかりが記されているが、俺がほんとうに知りたいのはそんなことじゃあない。

自分の仕事てそもそもなんだ。誰の仕事かの明確な境界など、組織で仕事をしている以上存在しない。少なくとも俺が経験してきた職場ではあまりなかった。組織で働いている以上、たいていの仕事はチームでやるものだった。

自分がやるべきことは終わったと思っても、チーム全体でやるべきものは残っている。というより、それも自分の仕事の範疇なのかもしれないと思う。

明確な役割分担をしない組織や管理職が悪いのだなどというのは簡単だろうが、そんなことを言っても仕方ない。自分が管理職だったら、どうするか考えてみれば分かる。仕事の分担はなかなか明確にはできない。随時チームで仕事をフォローし合う体制にしておいた方が楽だからだ。

仕事を効率的にやることはできる。皆が苦しんでいるのはそこじゃない。いくら自分が効率的に仕事をしても、残業をせずに帰れることにはなかなかならない。

俺たちが最終的に目指さねばならないのは自分だけ早く帰ることではなくて、自分の周囲も含めて早く帰ることだ。

自分だけ早く帰って、毎日気にならないという強いメンタルの持ち主はいいだろうが、大勢の人はそうではない。毎日早く帰ってもそのことでストレス感じていたら、毎日気が重い。周りが残っていても自分だけでも早く帰り、早く帰って当然という職場の文化を作らねばならない。だが、それは自分もしんどい。

日本人はみんなで首を絞めあっている。もっとみんなでテキトーになって楽になるべきだ。

一人一人がテキトーになることと合わせて、重要なことがある。ボスが、管理職が、仕事量を減らすことだ。管理職の最大の仕事は、仕事を作ることでも、することでも、させることでもない。やらなくていい仕事を捨てることだ。仕事を作ることは誰でもできる。しかし、仕事の要不要を判断し仕事量を減らす判断をするのはボスの責任だ。

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