経済の好循環とは個人エネルギーの好循環に似ている

生き方

経済がうまく回っているから景気が良いとか言うが、経済がうまく回る、好循環だとは一体なにか。正しい意味で経済の好循環という言葉を使っている人は少ない。

景気をよくするためにとか、経済をうまく回すために、需要を拡大したり、消費を拡大しろなどとよく言っている。たしかに景気をよくするためにはそれは間違いではない。ただ、需要増加や消費拡大による景気は一時的な好循環にはなるが、続かない。よく言われる持続可能社会ではない。

需要拡大を生む最たるものは人口増加であるが、人口増加と消費拡大による経済循環がずっと強くなど誰が思うか。

人口が増え、地球の資源を使って、増えた労働力で大量のモノを生産し、大量消費する。それは一時的な好循環にはなるが続かないし、人類の幸福にもつながらないと多くの人が言ってる。

このことは人間個人のエネルギー循環に似ている。食べる量を増やして、大量のエネルギーを生産し、活動量を増やす。一時的にはエネルギッシュに見えるし、快を高めるかもしれないが、それが続かないことは皆んな知ってる。疲れたり、病気になったりする。

使える資源に限りがあるように、食える量にも限界がある。大量のモノを生産するように、むやみに活動量を増やしても、人間は幸せにならない。

成長期にメシをたくさん食って、やりたいこと手当たり次第やるのはいい。でもいったん成長が落ちついた後は、大量生産や大量消費を目指すのではなく、本当にやりたいことやるべきことは何か、自分が、社会が幸せになることは何か絞っていきましょうということだ。

一人が食える量に限界があるように、世界が使える資源にも限界がある。一人が活動できる量に限界があるように、世界の労働量にも限界がある。

限られた資源と労働力を使って、世界が、人間が幸福になるために生産しなければならないモノはなんなのか。それを効率的に生産するために、何を削ればいいのか、それを考えなければならない。

個人が幸せになるために、やりたいことや、やるべきことは何なのか考えるのと同じことだ。

大量にメシを食う。とにかく活動すれば腹が減るからといって、なんでもいいから活動しエネルギー消費して、また大量に食う。オナニーしまくって、メシ食いまくって幸せになれるかというと、なれない。

そんな循環を好循環とは呼ばないように、経済を回すのが重要と言って、むやみに生産したり、消費したりしても、それは好循環とは言えないし、幸福にも結びつかない。前に書いた欲望資本主義の話ともつながる話だとも思うのです。

コメント

  1. 秘密のアッコちゃん より:

    いつもなるほどと思いながら、拝見させて頂いています。
    物事を様々なことに例えながら説明するのが非常にお上手で、勉強になります。
    様々な話をされていますが、言いたいことの根源は同じなのかなと感じます。
    私はうまく説明はできませんが、筆者さんはなにか非常にシンプルなものを求めてるのかなと。
    筆者さんの人生の理想は、「無」なのでは?

  2. 佐崎慎治 S野M男 こと 佐崎慎治 より:

    秘密のアッコさん、コメントありがとうございます。たしかに言いたいことは全部つながる同じことなのだと思います。そして私はシンプルなものがとても好きです。よく分かりますね〜!
    無が目標とはどういう意味でしょうか?我がなくなること?欲望がなくなること?私も他の方の考え方を聞いて勉強になります。ありがとうございます。

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