昔と変わらぬ壮絶な死が待ってる、生がぬるくなってもな

生き方

飽食。流行遅れたらすぐ捨てる服。仕事がなくても死なねえ。働かなくても社会が救ってくれる。

いいないいな日本人ていいな。あったかお風呂にポカポカお風呂。あったか布団で眠るんだろな。かえろかえろお家にかえろ。でんでんデングリ帰ってまた明日。

戦争で殺されることもねえ、寒くて死ぬこともねえ。飢えて死ぬこともねえ。

戦乱の世で、斬首刑になったら、首だけになって地面に転がったあとも、しばらくは世界が見えて聞こえて、認識できたらしいぞ。転がった首の自分が、首を切り離された自分の体を見たかもな。

いいか、社会はぬるくなって、昔のような直接的な肉体的な苦痛の人生は減ったかもしれない。

だが、死ぬ時は同じ壮絶さが待っている。死ぬ時だけは変わらん。ひとりで真っ暗な中に沈んでくんだ。光の中に入ってくのかもな。苦しさでもなく、快感物質出まくりかもな。恍惚なのかもな。

でも昔と変わらん死が俺たちを待っている。原始の世界の死が。洞穴で暮らしてた時と同じ死が、昔と変わらずぽっかりと真っ暗な口を開けて待ってる。すぐ隣に。

どんなに甘い社会になろうと、苦痛を減らそうと、安全共同幻想を得ようと、会社組織に守られて働こうと、年金システム発達させて、保険制度が充実して、医療もすごくて、食事も水も安全、家も床暖房でも、クーラー快適、分業社会発達し、資本主義発達し、どんなに安全安心快適苦痛少なくなろうとも、昔と全くおんなじシビアな死が俺たちを確実に待っている。

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