オナ禁21日目 金曜夜のさいわひ

自慰禁

金曜夜、仕事終わりに妻と待ち合わせ、食事をし、スターバックスでココアを飲んでいる。こういうことを幸せと呼ぶのだろう。

夜の街には、若い女の匂いも男の匂いも化粧の匂いも香水の匂いも初夏の風の匂いも、いろんなにおいが混ざって、感情を掻き立てる。

匂いで思い出すこの記憶は、なんの思い出か。喉まで出かけて出てこない言葉のように思い出せない。ただ、思い出せないことが心地よくもある。

夜を楽しむと、翌日の朝を失う。オナニーを楽しむと別の幸せを失う。いろんなものが機会費用だ。

ああ、街行く女の肌が艶かしい。わたしたちのほんとうのさいわひは。いつかの宮沢賢治も通ったであろう、オナ禁21日目。

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